資格取得でスキルアップを目指す人のために看護師の私が仕事をしながら独学で福祉住環境コーディネーターを取得した方法を紹介します。
福祉住環境コーディネーターは都市部だけでなく各都道府県の商工会議所で資格試験が受けられるため、時間のない方でも比較的受験しやすい資格です。
福祉住環境コーディネーターとは
障がいをもつ人や病気をもつ人が安心して自宅に住むことができるよう住環境を整え、提案する人のことです。
私は看護師として患者さんが退院後に安心して自宅で生活できるよう知識を取得したいと思ったため勉強しました。
詳細は福祉住環境コーディネーター検定試験公式サイトをご確認ください。
どれくらい勉強したの?
3交替の仕事をしながら勉強したため2ヶ月程かかりました。
私は休日や仕事が定時に終わった日は出来る限り勉強していましたが、仕事が忙しく帰りが遅くなった日や、やる気がどうしても出ない日は無理して勉強することはなかったです。
私が吟味し購入した書籍と勉強方法について下記に記しますので参考にしてくださいね。
実際に使用した書籍
ユーキャンの通信教育で勉強した友人が一発で合格したと言っていたのですが、通信教育は高額でした。そのため、ユーキャンの速習レッスン(以下、テキスト)と過去&予想問題集(以下、問題集)をネットで購入し独学で挑みました。
これがあれば、満点合格は困難かもしれませんが、合格点は確実に取れる内容だと思います。
私の場合は以下の方法でテキストと問題集を終えた後も試験まで時間があったため、問題集を追加購入しました。
おすすめの勉強方法
今回の経験から以下の順番にやっていくことをおすすめします。
総勉強時間を2ヶ月(60日間)と想定した場合の目安を示していますので参考にしてくださいね。
- テキストを読みながらノートにまとめる (1分野5日間で計15日間)
- テキストに付属の各分野の過去&予想問題を解く (計15日間)
- 問題集の重要過去問を解く (10日間)
- 問題集の予想問題を解く (10日間)
残り5日間は予備日としています。お休みだったり、不安な分野を潰すために使いましょう。
1.ユーキャンの速習レッスン(以下テキスト)を読みながらノートにまとめる
まずはテキストをじっくり読みすすめながら、随時、書いてあることを噛み砕いて自分の言葉やイメージ図でノートにまとめていきます。
この 「ノートにまとめる」 という作業は、そのときに頭を整理し知識を定着させるために行います。そのため、時間をかけて綺麗にまとめたり、後で見返したりすることはありません。
福祉住環境コーディネーターで勉強するべき分野は大きく分けると以下の3つです。
テキストはイラストもありましたが文章で書かれている箇所はイメージしにくかったので、ノートに図化して理解しました。
また、自分の家や出先の建築物などの構造を勉強した内容に照らし合わせ、建物の福祉住環境を勝手に評価することで知識の定着を図りました。
専門用語や法律などが多いため暗記が多くなる分野です。声に出して読むだけでなく、ノートに何回も書いて覚えることを徹底しました。
私は看護師であり医学の知識はあったので、この分野は他分野の勉強に飽きたときに取り組んでいました。
医学的な知識がない人も糖尿病などの生活習慣病や肝臓病、ALS等テレビでも取り上げられる様な聞き馴染みのある疾患が多いため難易度はそんなに高くないです。
そのため、まずは疾患や症状を頭の中でイメージできる程度の知識を身につけることをお勧めします。それから症状に合わせた住環境を考え、関連づけて覚えていくと知識が定着しやすいです。
2.テキストの各分野の過去&予想問題を解く
テキストに付属している各分野の練習問題を解きます。間違えた問題は解説だけでなく、テキストの関連する部分をノートに書いて復習します。
全ての分野を解き終えたら、間違えた問題の数が多い分野から順にテキストをもう一度目視で見直します。
問題の半数以上を間違えてしまった分野がある場合は、1.と同じようにノートへの書き出しをもう一度行いましょう。
その後同じ手順で練習問題を5回繰り返し、知識を定着させます。
ここまでは多くの勉強時間がかかり大変です。しかし、努力と苦労に応じて知識はしっかりと定着しますので、次の3からの勉強は楽に感じるはずです。ここが踏ん張りどころです!
3.問題集の重要過去問を解く
解いている最中に悩んだ問題がある場合は印をつけておきましょう。
解き終わったら、印をつけた問題や間違った問題を確認し、テキストの関連する部分を見直します。
そして、テキストに後から見返すことができるよう解説などを丁寧に書き込みましょう。
間違いや印が減って行くように3回ほど繰り返します。
4.問題集の予想問題を解く
いよいよ、最終段階です。
本番と同じ環境で問題集の予想問題を解きましょう。
付属のマークシートや試験会場に持っていく筆記用具や腕時計を用意し、 制限時間を設けて行いましょう。
また、予想問題は繰り返さず1度限りと決めておきましょう。
その理由は、予想問題は作成した方の采配に依存するため、反復する意味はあまりないからです。また、ここまでにしつこく何回も過去問解いていますし、予想問題まで何回もやると思うとげんなりしますよね。
1回だけって思うからこそ本領発揮できるはずです!
もちろん、解けなかった問題はこれまでと同様にテキストに書き込んでくださいね。
私は試験日までまだ時間がありましたので、万全を期すため問題集を追加購入しました。
これは3と同様の勉強方法で利用しました。
試験会場にはテキスト1冊だけ持っていくこと!
試験当日、試験会場にはたくさんの書籍を持ってきている人を多くみかけました。もちろん、その中にはユーキャンの通信教育のテキストを持っている人もいました。
独学の私が持参した書籍は、テキスト(ユーキャン 速習レッスン)1冊のみを持って行きました。
自分の疑問に思った問題や分からなかった問題が書き込んである自分だけのテキストです。
試験前に焦ってテキストを読むことはせず、パラパラとテキストをめくってこれだけ頑張ったから大丈夫と心を落ち着けて試験に臨むことができました。
皆さんもこの方法で勉強したら知識がバンバン溢れ出てくる感覚を得ていると思います。
本番当日はこれまでの自分を信じて、胸を張って試験に挑めるはずです。
まとめ
以上の方法で私は仕事をしながら独学で 祉住環境コーディネーター2級を合格しました。
この記事が自分のスキルアップのために頑張ろうとしている人たちの手助けになることを願っています。